オラ、シャッポを脱いだゾ! |


歪んでガタガタときしむ椅子。
店舗内の全てのアイテムが、お店の歴史の語り部じゃな。
中華そば530円を実食。

煤けた店内の有り様との妙な乖離が、如何にもたちばなや食堂。
クンクン、あ~っ良い薫りじゃ~。
スープを一口いただく。
イリコの芳醇な香りが、口中一杯に拡散し旨っ。
雑味的な要素が何処にも見当たらない秀逸なスープ。

チャーシューはやや醤油辛いけど柔らくてスープにしっかり馴染んで旨っ。

結果的に、もはやシャッポを脱ぐしかないな~と思わせてくる、激旨な一麺。
たちばなや食堂
|
山口県東部エリア魚介系スープ部門「東の正横綱」 |

お客さんが多く、一番奥の席へ陣取る。
煤けた店内の、その奥の席は何とも言えない圧迫感があるので苦手なんだけど、ぶち旨系一麺実食の為には致し方ない。

太目の直麺は、もっちりブチ旨っ。
イリコスープは、イリコの香りもよろしく、サッパリとしながら適度なコク有旨っ。
小ぶりチャーシューは、程度な醤油味柔系旨っ。
麺、スープ、チャーシューの三重奏見事にマッチング。
この「按配」の良さは一体何なんだ?的実にお見事系一麺。

たちばなや食堂
|
潮風呂に行こう |

味も見た目と同様特徴的にものは見当たらず、ありがちなアッサリ系の醤油ラーメン。
不味くはないんじゃけど、こりゃ~ウマイ!っていう感動もない。
何か一工夫あると良いんだろうけどね。

でも、リゾート系のレストランで手作りスープのラーメンが食べられるってのはプラスポイント。
敷地内には以下の画像の潮風呂(温泉じゃないみたい)もあるし、ラーメンをいただいた後、好眺望を満喫しつつの入浴も一興だ。
この潮風呂は、自分も時々利用させてもらってる。

レストラン・グリーンガーデン(グリーンステイながうら)
|
スープに揚げニンニクが見事にマッチング |

お店は簡素な建物じゃけど、瀬戸内海を望む景色と妙に馴染んでいる。

しっかりカタメン茹ででザクザクした食感の旨麺。

揚げニンニクがナイスアシスト。
エー感じの香りじゃ。
最後の一滴まで完飲するも、しつこさは全く感じない。
後口良好な一麺じゃな。
みかちゃんラーメン
|
衝撃の激辛唐辛子麺! |

2011年3月31日迄ラーメンフェア開催中!
激辛キムチラーメン750円をカタメン指定にて実食。

喉を刺すような辛味。
麺を啜ると咽てしまう。
半ば咀嚼しながら麺をいただく。
でもこの麺は、辛いだけじゃない。
美味しいしコシもシッカリ。
そう、辛旨麺じゃね。
スープは酸っぱくて微妙に辛い。
そして、野菜のエキスが浸み込んでいるせいか、深みのある美味しさ。
これぞ、微辛酸っぱ旨スープ。

高速でいただいたので気付かなかったかな?
それもとキムチの漬け汁のみが投入されていたのかも。
麺の色合いからして際物的な一麺と思われるかも知れないが、中々どうして、辛酸っぱ旨な一麺じゃった。
レストラン・グリーンガーデン(グリーンステイながうら)
|
なぜに「あつもり」なのかな? |

随分見た目は変ったようだ。
つけ汁の丼が大きくなり、麺は増量されている。

添えられていた柑橘系の果汁の入れるも、魚の臭いは全く消えない。
お味は変に甘くて、その色合いも変に赤み掛かっていて、食用をそそられる感じじゃない。

冷しじゃないんじゃね。なぜ?
ダマになってしまい残念な結果。
つけ麺の「あつもり」は取り扱いが難しいんじゃないのかな?
「あつもり」を出すお店は、どのお店も「ダマ」対策に苦慮されている。
スープを入れたり、サラダ油の混ぜたりと・・・
敢えて冷しにしなかったのは、何らかの理由があるのかも知れないけど。

値段の850円も高過ぎるような気がする。

レストラン・グリーンガーデン(グリーンステイながうら)
|
お客さんが多い時は麺カタ指定で! |

お客さんが多く、湿気も多い(笑)店内は、そんなこんなでムンムンしている。

どういうことかいうと、まとめて数人分の麺を茹でる場合は、茹で上がった麺(中華そば)がお客さんの下へ届くまでに、かなりのタイムラグが生じるケースがあるという事だ。
今回の訪問が、正にそのケースそのものじゃった。
とうことで、麺の状態は、そんなに悪くはないけど、たちばなや食堂にしては、柔らか目で、ややコシ・弾力不足。
教訓:「お店が混んでいる時はカタメン指定すべし」

チャーシューは柔らかくしっとりして、時に感じる塩分の効き過ぎも感じられず、ナイスな出来栄え。
たちばなや食堂
|
惜しいんよね。もっと醤油ダレとイリコパワーがあれば! |

もってけ(MOTTEKE)のクーポンにより、ありがた~い10%割引特典(2010年10月31日迄)を享受させてもらったので、実支払額は612円。
スープからは芳醇なイリコの香り。
瀬戸内海沿岸エリアに生まれて良かったって思う瞬間。

あれ?思ったほどのイリコダシの風味がしないな~。
ほんの匙加減レベルかも知れないけど、醤油ダレも薄目かなぁ。

塩分の摂り過ぎが気になる方には、これ位の濃さで良いかも知れないけど、自分の好みからすれば、ちょっと薄目に感じるんよね。
麺は、平打ちで、ちょい固目で中々エー感じの食感。

雑炊にすると・・・・う~ん、やっぱし元ダレの弱さがちょいと気になる。
味の傾向は悪くないんじゃけど、味、ダシ感の物足りなさはプチ残念。
イリコパワーの強化と醤油ダレを少し増量するだけで、激変する可能性もありそう。
あっ!もしかしたら香味油(イリコ油)でイリコパワーを補間するのも、ありかもね。
何れにしても、次回訪問に期待じゃ!
レストラン・グリーンガーデン(グリーンステイながうら)
|
周防大島町の糂汰味噌を使った新メニュー |


それと、麺が少ないな~って思った。
つけ麺の場合、200g程度盛られていることが多いが、いかにも盛りが寂しいんよね。

が、一瞬メバルだろうか?魚の臭いが微妙に気になる瞬間がある。
イリコ粉とラー油をお好みにより掛けて下さいとのことだったが、個人的には柑橘系果汁の方が欲しかった。
更に、つけ汁が入っている小さい丼が余りに小さ過ぎて、ガッツリ麺をつけ汁に浸していただくことが困難だった。
もうちょい大き目の丼の方がエーと思うけど。
スープ割りに対応しているのかどうか分からんけど、スープ割りにするのなら、尚更大き目の丼の方が相応しいと思う。

もうちょい太い麺の方がつけ麺っぽいけど、まぁ、これはこれで悪くはないな~。
糂汰つけ麺は、まだまだ改良の余地がありそうだな~。
何やかんや書いたけど、地元に古くから伝わる食材を使っての新メニューにトライしたことは素晴らしいと思う。
レストラン・グリーンガーデン(グリーンステイながうら)
|
たちばなや食堂のお隣は「駅前幸進堂」だけど・・・・ |

が、あろうことか、「グリーンステイながうら」の正門には定休日のプレートが掲げられていた。
アチャー!またやってしもうた。そう自分が懲りないラオタ、ミスター定休日未確認じゃ。
しかし、このまま麺類未食のままじゃ、周防大島から帰れん。
ほいじゃ、前回微妙に外し気味だった、たちばやな食堂に再突撃じゃ!
安全運転でたちばなや食堂に到着。
たちばなや食堂のお隣は「駅前幸進堂」っていうお菓子屋さんがある。
だけど、駅なんて何処にもないし。
そもそも、周防大島町には鉄道は通ってないので、これっていったいどういうことなんだろう?
「駅前幸進堂」。命名の秘密やいかに。
中華そば530円を注文。
前回の訪問時と同じく、この日もなぜか女将が接客。
たしがいご主人が接客されるんだけど、珍しいな~。

お~っ、イリコの味と香りが強烈な、メガトン級のハイパワーイリコスープだ。
醤油味が結構強めに効いてるけど、イリコの味と香りがそれに負けていない。
更に浮遊している、多目のイリコ油のアシストにより、ガッツリとコクも備わっている。
しかも、スケルトンで、濁りが少なく、雑味やエグ味がない透明感のあるお味だ。
これぞ、県内ナンバーワンの誉れ高き、歴史と伝統に裏打ちされた、たちばなやのスープの真骨頂だ。
麺は、固目指定はしなかったけど、やや固目でザクザクとした食感がエー感じ。
自分的には、もう少し、ほんのサジ加減程度硬いと、なお嬉しいが、それでも十分満足な茹で上がりだ。

もっとも、スープに浸しながらいただくと、そんなに気になるレベルのショッパさじゃないけどね。
中華そば完食後、30分を経過しても、イリコの残り香が感じられた。
いかに、この日のイリコパワーが凄まじかったのかが分かるちゅーもんじゃ。
たちばなや食堂
|
2012年02月21日 | ラーメン/周防大島町 | コメント(0)