「侍」(山口市)と「アジト」のコラボメニューのつけ麺 |


値段だけ聞けば、確かに高いと思う。
じゃが、このツケ麺は850円払っても、十分に食べる価値があるのではないだろうか。
麺は山口県山口市のラーメン店「侍」の北海道産の小麦を使用した手打ち麺。
つけダレは、「アジト」の大将が「侍」の麺のために創作されたオリジナル温ダレ。
つまり、「侍」と「アジト」の共同企画メニュー(期間限定)という事だ。
ラーメン店同士が、共同でメニューを作り上げるなんて、まず、あり得ないことではないか。
冷水で締められている麺は、太目の縮れ麺で、長さはかなり短め。
いかにも手打ちらしく、コシが強く豪快な麺だ。
麺をすする時に、そこはかとなく、小麦の芳醇な香りが漂う。
正直、こんなにナチュラルな小麦の香りのする麺は初めてじゃ。
麺の量もたっぷりで、しっかり2玉分位投入されている。
チャーシューはなかりご立派で、大き目なのが2枚。
ロースハムっぽいチャーシューで、これは好きなタイプ。
でっかい板海苔はパリッパリ。
一瞬どう食べるべきかためらったが、半分はそのまま口に放り込み、後の半分は麺を包んで漬けダレに浸し、パクついた。
漬けダレは、ちょっぴり辛く、ちょっぴり酸っぱく、ちょっぴり醤油テイストもありつつ、色々な味が複雑に交差して渾然一体となっている。
エスニックと純和風が見事に融合、合体した、オリジナルティ溢れるツケダレだ。
麺は冷たく、タレは暖かい。これも4月下旬の今の季節にピッタリマッチしている。

麺屋アジト 2009年3月30日閉店
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2007年04月24日 | ラーメン/田布施町(豚骨以外) | コメント(9)