こういうお店が1軒位あってもいいんじゃないの? |

2人とも味噌ラーメンを注文する。
まずは、見た目で楽しめるラーメン。
色鮮やかで、トッピングが小山のごとく積み上げられ、ボリューム感に溢れている。
麺の上に茹でキャベツを敷き、最上段には「揚げゴボウ」がトッピングされて、何とも斬新なビジュアルだ。
しかし、こういう発想はどこから生まれてくるのだろうか?
ちょっと大げさに言えば、アジトの大将には、「天賦の才が」あるのではないだろうか。
ただ、折角の才がありながら、気分が乗らない時は突然休業したり、早仕舞いすることが度々。
良く言えば「天才」だが、悪く言えば「異端児」。別の言い方をすれば「いい加減な男」(笑)
だが、既存の概念にとらわれない、勝手気ままな自由人的なベースがあればこそ、破天荒で斬新な発想が生まれてくるということも、また事実ではないだろうか。
「せっかく行ったのに締まっていた」という話はよく耳にするが、訪問するお客さんが、訪問前に営業確認の電話をするという、対策を取れば無駄足を踏むことも無い。
いちいち電話をせんといけんのは、面倒なことじゃが、アジトはそういういい加減なお店と割り切って、特に遠方から訪問される際は必ず電話で営業確認してから訪問されることをお奨めする。
自分の場合、今度はどんなラーメンを食べらせてくれるのだろう?って、期待感を抱いてアジトの暖簾をくぐるのだが、期待通りというより、期待や想像を超越した、比類希なるラーメンが出されることがしばしば。
100%とは言い切れないが、かなりの高確率で、極めて満足度の高い一杯を食べさせてくれるお店だ。(ただ、運が悪ければ、たまに大ハズレあるらしいので悪しからず)
滅茶苦茶いい加減だけど、滅茶苦茶美味しくて斬新な一杯を食べさせてくれるお店が、山口県内にひとつくらいあってもいいじゃないかな?

スープは味噌の豊潤な香りが良いが、ちょっと塩加減が強目。
麺は抜群の茹で加減で、シコシコ美味しい。
チャーシューはかなり大き目で、脂分が少なく、食感も適度な噛み応えがあり、やっぱし美味しい。
茹でキャベツの芯の部分がちょつと堅かったが、パリパリの揚げゴボウは、良いアクセントになっている。
味噌ラーメンの750円はちょっと高いと思われるかも知れないが、通常の大盛りに匹敵すると思われる総量と、見た目、味を勘案すれば、妥当な金額と言えるのではないだろうか。

麺屋アジト 2009年3月30日閉店
|
最終更新日08/02/27 |
スポンサーサイト
2008年02月27日 | ラーメン/田布施町(豚骨以外) | コメント(12)