全てが計算し尽くされた至高の蕎麦 |

お店は、「こんなとこに飲食店はないじゃろう?」って思わせる位の中国山地の麓に位置するが、逆にロケーションやその佇まいが素晴らしく、きっと美味しい蕎麦が食べられるんじゃないかという期待感を膨らませてくれる。
メニューは「もりそば」700円のみ。
お水やお茶は出されることはなく「蕎麦湯」で喉を潤すことになる。

そう、硬いというより強いという表現が的を得ている。
鋼の様に強靭でありながら、なんのためらいもなく、喉をスルスル通過して行く。

つゆは、甘さ、醤油の強さ、ダシの香り、それら全てが控え目で、自己主張し過ぎず、それでいて上品な味付け。いわば、麺をしっかり引き立ててくれる名脇役的存在。
薬味(ネギ・大根おろし)は香りが弱目で、苦味やえぐ味がなく、見事につゆと一体化していた。

達磨で蕎麦をいただくためだけに、高速道路を利用して時間を費やしても、十二分に訪れる価値のある、いわば別格のお店だ。
達磨 雪花山房(だるま せっかさんぼう)
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※データは訪問時が基準です。また、データの正確性は保証いたしかねます。 |
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2009年06月23日 | ラーメン/広島県その他 | コメント(14)